小児科のご案内
2025年4月より、にしくまもと病院の外来で小児科の診療を開始しております。にしくまもと病院が位置する熊本市南区は、少子化が進む中でも子どもの数が増加している地域です。地域の皆さまが安心して子育てできるよう、発熱や風邪、インフルエンザなどの予防接種、発達相談からぜんそく、アレルギー、夜尿症など幅広い診療に対応いたします。小さなお子さまの健康に関することなら、どんなことでもお気軽にご相談ください。今後とも地域に根ざした医療を提供してまいります。
| 診療科 | 時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 
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| 小児科 | 午前 | 
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					※小児科診察は予約不要ですが、小児ワクチン外来は予約が必要です。
					※火曜と金曜の午後に外来を受診希望の方はお問い合わせください(対応可能なことが多いです)
				
- 小児ワクチンの接種を開始します※予約制
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								- 接種時間
- 月曜~金曜 13:30~15:00
 
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								- 予約制
- 全て予約制となっております。
 
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								- 予約先
- 096ー358ー1118(代)「小児外来へ」とお申し出ください。
 
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								- 注意事項
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										- 接種には親子手帳と個人番号が必要です。ご持参ください。
- 熊本市以外の方は、お住まいの自治体に事前の確認をお願いします。
- 予約後、発熱など体調不良があった場合は、ご連絡ください。接種を延期いたします。
 
 
 
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インフルエンザワクチンについて
					10月1日より接種開始いたします。前日までに予約をお願いします。お住まいの地域によって助成金があります。(熊本市は小児の助成はありません)。お子さんと一緒に接種希望のご家族の方も小児科外来で接種可能です。(65歳未満の方)
					従来の注射のワクチン(②HAワクチン)と鼻から投与するワクチン(①フルミスト)があります。また、③卵アレルギーの方について以下に説明があります。
				
①フルミストについて7,370円(税込)
					フルミストは、鼻にスプレーして接種するタイプのインフルエンザワクチンです。従来の腕に注射するワクチンとは違い、痛みがありません。
					日本で一般的に使われている注射のワクチンが「不活化ワクチン」と呼ばれるのに対し、フルミストは「生ワクチン」です。生ワクチンは、弱毒化したウイルスを体に入れることで、より自然な形で免疫をつけることができます。
				
フルミストのメリットとデメリット
- メリット
- 注射の痛みがありません。針が苦手な方やお子さんにおすすめです。また1回の接種で終わりです。
- デメリット
- 年齢制限があります。費用が少し高めですが、注射ワクチンを2回接種するのと同じくらいの金額です。一時的に鼻水、鼻づまり、のどの痛み、発熱などの風邪のような症状が出ることがあります。また、1週間程度インフルエンザの検査で陽性になる可能性があります。
以下の項目に当てはまる方は、フルミストを接種できません。
- 2歳未満、または19歳以上の方※喘息の発作が頻発している方(コントロールが良好であれば接種可能)
- 鼻閉の症状が強いとき接種不可(治ってからなら可能)、アスピリンを服用している方
- 重度の卵アレルギーがある方、ゼラチンにアレルギーがある方、免疫不全、または免疫を抑える治療(抗がん剤治療など)を受けている方、妊娠している方
					フルミストは、特に注射が苦手なお子さんにとって良い選択肢になります。
ただ、すべての人に合うワクチンではありませんので、接種が可能かどうか気になる方は小児科外来へ相談してください。
					※お電話でも可能です。
				
②HAワクチンについて
| 13歳未満 | 13歳以上(成人含む) | |
|---|---|---|
| 接種回数 | 2回 | 1回 | 
| 値段 | 1回目:4000円(税込) 2回目:3400円(税込) | 1回 5500円(税込) | 
					従来の注射ワクチンです。日本で最も一般的に使われているインフルエンザワクチンです。ウイルスを不活化して作られているため、体の中でウイルスが増えることはありません。
					そのため、ワクチンによってインフルエンザにかかってしまうことはありませんのでご安心ください。
				
お子さんの年齢によって接種回数が変わります。
- 6ヶ月〜13歳未満のお子さん
- 原則として2回接種します。
 2回接種することで、よりしっかりと免疫をつけることができます。2回目は1回目から2〜4週間ほど間隔をあけて接種することが推奨されています。
- 13歳以上のお子さん
- 1回接種が基本となります。基礎疾患がある方や受験生で確実な免疫効果を得たい場合は2回接種も可能です。
③卵アレルギーの方について
| 製造過程 | 鶏卵を使いウイルスを培養して製造します。 | 
|---|---|
| 卵成分 | 製造過程で精製されるため、含まれる卵成分は1~10ng(ナノグラム)とされており、とても少ない量です。ほとんどの卵アレルギーを持つ人でも安全に接種できるとされています。 | 
| 軽度の卵アレルギーの方 | 接種可能です。 | 
| 重度の卵アレルギーの方 | アナフィラキシーを起こしたことがあるなど、重篤な症状が出たことがある場合は注意が必要です。 | 
| 製造過程 | 不活化ワクチン(注射)と同様に、鶏卵を使用しています。 | 
|---|---|
| 卵成分 | 1回の投与量0.2mlに含まれる卵成分の最大含有量は0.024μg未満です。マイクログラム単位なのでごく少量です。 | 
| 軽度の卵アレルギーの方 | 接種可能です。 | 
| 重度の卵アレルギーの方 | アナフィラキシーを起こしたことがある方は接種不適当とされています。 | 
					※卵アレルギーのためワクチン接種を迷っている方は一度小児科外来に相談してください。
					※お電話でも可能です。
				
担当医師

渡邉 聖ワタナベ ヒジリ
				私は研修医時代に小児医療に魅力を感じ、小児科医になりました。以来、県内の中核病院などで研鑽を積んでまいりました。そこで、一般的な小児疾患はもちろん、喘息やアレルギー疾患、夜尿症などの専門的な知識と経験も培ってきました。
				お子様は、時に言葉でうまく症状を伝えられないことがあります。だからこそ、私は丁寧な問診と診察を心がけ、保護者の方のお話にもじっくりと耳を傾けます。そして、お子様一人ひとりの個性と症状に合わせた、最適な医療を提供することを大切にしています。
				また、お子様の病気に対する不安は、保護者の方にとっても大きな負担となるものです。私は、病気のことはもちろん、育児に関する悩みや不安など、どんなことでも気軽に相談できる雰囲気作りを心がけています。「こんなことを聞いても良いのかな?」と遠慮せずに、どんな小さなことでも話してください。
				当院の小児科は外来のみのため入院はできませんが、血液検査や画像検査(エコー、レントゲン、CT、MRI)はクリニックよりも詳しい検査が可能です。また、入院が必要な場合やさらに詳しい検査が必要な場合は高度な医療機関に紹介することもできます。
				お子様の健やかな成長は、ご家族皆様の願いです。私は、そのお手伝いをさせていただくことに、大きな喜びと責任を感じています。地域の皆様が安心して子育てできるよう、精一杯努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
			
- 専門領域
- 小児科




