看護部

ご挨拶

当院は1988年の開設当初から、地域の医療・介護・生活を支える病院を目指し、多職種連携の強化に取り組んでおります。
1993年には「熊本ホスピタウン構想」を掲げ、訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所、通所・訪問リハビリなど在宅部門を併設し、この地域に暮らす人々の「その人らしい生活の実現」を目指して参りました。

私たち看護部は、「寄り添う心」「 確かな知識・技術 」「チームの輪」を大事にしています。

  • 「寄り添う心」患者さんを中心に最善の選択を共に考え、見守る優しさ
  • 「確かな知識・技術」よりよいケアを求めて学ぶ強い意志と医療人としての責任
  • 「チームの輪」お互いを尊重し、学び・助け合う思いやり

私たちは、これからも「この病院に来てよかった、あなたで良かった」と感じていただける看護を実践し続けます。そして、私たち自身が誇りを持ち、笑顔で働き続けられる職場環境を目指します。

にしくまもと病院 看護部長
村本多江子

当院の特色

主な看護の対象は、整形外科の周術期、脳卒中や整形外科疾患を中心にした在宅復帰・復職支援、高齢者ケアなどですが多岐にわたります。当院はケアミックスの病院であり、急性期に比べ緊急度・重症度は低く、WLB(ワーク・ライフ・バランス)を取りながら働くことができます。

看護部の理念

豊かな人間性と確かな知識・技術をもって患者さんに心からの関心を寄せた看護・介護を実践します

看護部の基本方針

1.患者さんの「自分らしく生きる」に寄り添った安全・安心のケアを提供し続けます。

2.看護部職員の「なりたい自分」への支援を行い続けます。

3.効率的な業務改善を実践し続けることで経営への参画を行います。

看護部の目標

1.「改善」と「継続」
部署内・部門内・部門間の課題に目を向け、職員全員参加の改善行動を起こし、正しく継続していく風土を創造しましょう

2.看護、介護の基本に立ち返る
基本の土台ができていないところに、どんな新しいノウハウを付加したところで真の結果は生み出されることはありません。

当院の特徴

  1. 平均年齢32歳
  2. 産休・育休後の復帰100%(家庭の都合以外)
  3. 奨学金制度有 働きながら通学している学生を応援
  4. 有給消化率 80%
  5. 看護学生実習受入施設

看護部組織

●外来

月曜~土曜の午前中まで10の診察室で1日平均約180名の患者さんの応対を行います。また、内視鏡検査の補助や、在宅医療での訪問診療同行も行っています。

●中央手術室

2室の手術室では、整形外科、皮膚科、泌尿器科の手術も行っております。整形外科ではこれまでに、関節鏡手術3500例、人工関節置換術は1400例を超えております。サプライでは病院で使用する診療材料の準備や器具洗浄・滅菌を行っています。

●回復期リハビリテーション病棟(3階) 36床 看護師配置基準13:1

医師や看護師だけでなく、セラピストやソーシャルワーカー(MSW)等がチームとなり機能回復に向けたリハビリを集中的に行い、生活機能が獲得できる在宅復帰支援をしている病棟です。

●地域包括ケア病棟(4階) 38床 看護師配置基準13:1

急性期病院からの転院患者、又は一般病棟での急性期治療や手術など行った患者さんが、継続的な治療やリハビリを行ない、在宅復帰支援を目的とする病棟です。

●一般急性期病棟(5階) 38床 看護師配置基準10:1

整形外科等の手術を受ける患者さんや、その他の急性期治療を必要とする患者さんを対象とした病棟です。

●地域包括ケア病棟(6階) 34床 看護師配置基準13:1

急性期病院からの転院患者、又は一般病棟での急性期治療や手術など行った患者さんが、継続的な治療やリハビリを行ない、在宅復帰支援を目的とする病棟です。

●地域医療連携室

入院から退院に至るまで、また退院後もかかりつけの医師やコ・メディカルとも情報交換しながら、患者さんが入院から退院・退院後までを安心して迎えられるよう支援する部署です。看護師3名、MSW5名体制にて専門的視野で、対応致します。

相談窓口
平日朝9時~夕方17時00分、土曜日は朝9時~昼12時00分まで患者さんやご家族の不安や相談事に対して医療専門職が対応致します。お気軽にご相談下さい。

ワークライフバランス(WLB)推進の取り組み

平成23年よりWLB推進委員会を発足し、働きやすい職場環境改善に取り組んでいます。

  • 時間有休など

教育体制~共育について~

当院の教育では、教える人から教えられる人へという一方的通行ではなく教育する側・受ける側が共に学ぶ、成長しようという考えから「共育」とし、共育推進委員会を中心に1年間の共育プログラムを作成し実施しています。

新人共育

1年間プリセプター体制で、緊張感・不安感を解消しつつ一日も早く仕事環境に溶け込み、研修や仕事の楽しさが感じられるようにと思います。

クリニカルラダー体制

2年目からは、様々な分野の知識・技術の習得が望まれます。急性期から在宅までの看護展開ができる共育プログラムにしています。

共育理念

豊かな人間性と専門的知識・技術を提供できる人材育成を行います。

共育方針

  1. 安心・安全のケアを実践できる専門的知識・技術を持った人材育成を行います。
  2. 看護理念に基づき、患者の生命・人権を尊重し行動できる人材育成を行います。
  3. 主体的に自己研鑽に取り組み自律した人材育成を行います。

共育目的

  1. 豊かな人間性を育む看護師を育成する。
  2. 専門的知識・技術を提供するため自己研鑽し、自律した看護師を育成します。

共育目標

  1. 患者や家族に寄り添った看護サービスの提供ができる。
  2. 専門的知識・技術を習得し、臨床実践能力を向上させる。
  3. 地域に根ざした看護が提供できる。

新人共育

プリセプターシップ

新人看護師(プリセプティー)に一人の先輩看護師が(プリセプター)がつき、1年間を通じて教育指導を行ないます。

年間スケジュール

4月
  • 入職
  • オリエンテーション
  • 技術の習得
  • 電子カルテ
  • 医療安全・感染対策
  • 褥瘡
5月
6月
  • 院内研修
7月
  • 看護職リフレッシュ研修
  • フィジカルアセスメント
  • 薬剤関連
  • BLS
  • エンゼルケア
8月
  • 院外研修
9月
  • 院外研修
  • 夜勤導入
10月
  • 院外研修
  • 急変時の看護
11月
  • 多重課題
  • シナリオ研修
12月
  • 院外研修
1月
2月
3月
  • プリセプターシップ修了式

看護職クリニカルラダー

看護師としての専門知識や技術を段階的に身につけられるよう計画されたキャリア開発プラン。
各レベル年間スケジュールにそって学びます。

  1. レベルⅠ
    基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する。
  2. レベルⅡ
    標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する。
  3. レベルⅢ
    ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する。
  4. レベルⅣ
    幅広い視野で予測的判断をもち看護を実践する。
  5. レベルⅤ
    より複雑な状況において、ケアの受け手にとっての最適な手段を選択しQOLを高めるための看護を実践する。

先輩からのメッセージ

がん性疼痛看護認定看護師

緩和ケアチームメンバーとして、また連係室看護師としてがん患者さんやご家族のからだの痛みやこころの痛みを中心に全人的な痛みに対して多職種で連携し、その方の生活に着目してその方らしい生活を送ることができるように支援しています。今後は、外来通院中の患者さんやご家族への支援にも着目し、安心して療養生活を送ることができるよう活動していきます。

宮内

リンパ浮腫指導技能者

これまで患者さんが頑張って続けられた治療の経過の中で、術後のリンパ浮腫が発症する患者さんがいます。術後の後遺症でリンパ浮腫に悩まれている患者さんや近くで患者さんに寄り添って同じくつらい思いをされているご家族に対しても支援を行っていこうと考えております。一度ご相談下さい。

宮内

糖尿病療養指導士

現在、日本人の6人に1人が糖尿病もしくはその予備群と言われています。糖尿病自体、自覚症状がある人が少なく、症状が出現したときにはかなり進行した状態にあることも分かっています。糖尿病療法士は糖尿病とその療養指導全般に関する高度な専門知識を持って、糖尿病患者の生活を理解し、適切な自己管理や療養を指導する医療スタッフのことです。糖尿病の治療目的で入院された患者様に対して多職種で話し合いながら患者様の入院中から退院後の生活まで見越してお手伝いさせて頂きます。

村岡

骨粗鬆症マネージャー

骨粗鬆症は骨の量が減って骨が脆くなり骨折しやすくなる病気で、自覚症状がなく骨折して気づかれることが多いです。また1度骨折すると骨折しやすく連鎖し生活の質が低下し、寝たきりや要介護の原因になるなどしてしまいます。骨粗鬆症マネージャーは、骨粗鬆症の啓発、予防、再骨折の予防、治療を行なうためのサポートといった診療支援を行うコーディネート約です。医師と医師以外(看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士、臨床検査技師、放射線技師など)のスタッフで毎週カンファレンスを行い治療の有無を検討しそれぞれの専門職から検査結果の説明をはじめ、運動療法、食事指導、日常生活の注意点や必要があれば薬物の選択を行います。当院での治療開始、継続治療だけでなく他院とも連携しながら患者さんが骨折しないため、次の骨折を予防できるよう努めていきます。
骨粗鬆症外来もございます。まずは、ご自身の骨の状態を知ることが大事です。

堂上 / 中込 / 佐藤

NST

NSTとは栄養サポートチームの事です。医師、看護師、管理栄養士、セラピスト、検査技師がそれぞれ専門的な視点から栄養状態の悪い患者さんについて話し合い、サポートしています。栄養不良は全ての病気につながります。患者さん1人1人の栄養を評価し、栄養状態の低下を予防します。NST認定稼働施設として病院全体で取り組んでいます。

佐々木

男性師長

男性看護師として病棟看護管理者をしています。当院の男性看護師は看護師長2名、看護副主任1名、スタッフ7名と看護師の中の割合としては約7%とまだまだ少ないですが、以前に比べ高齢化社会の中で看護・介護依存度の高い患者様が多い中で男性看護師のニーズも増加しています。男性看護師としての視点や感性・優しさなど男性の強みを活かした看護を提供できるよう努めています。

濵口

母親(子育て中)看護師

育休明けの復帰時期に保育園の空きがありませんでしたが、当院は保育所があるので安心して職場復帰することができました。子どもの急な休みにも対応してもらえるので家庭と仕事の両立が出来やすいと思います。また、子どもが小さいうちは時短勤務が取得できるのも助かりました。子育てスタッフも多いので育児についても色々相談しています。仕事は忙しい日もありますが、やりがいもあり看護師としてスキルアップもできる環境です。

北薗

新人看護師

1番思うことは、プリセプターになる先輩看護師がいることがとても心強かったです。
慣れない業務と看護実践で毎日不安いっぱいでした。私のそんな状態に気づいて、プリセプターがすぐに駆け寄りそばで見守ってくださったことでとても安心しながら、業務や看護実践を施行することが出来ました。うまくいかないときでも、常に言葉をかけていただき、やる気や自信につながり焦らず自分のペースで1年間頑張ることができました。親身になって話を聞いてくれ、アドバイスは私の学びや成長になりました。私もプリセプターのように信頼され頼れる人になりたいと思います。これからまた心新たに頑張れそうです。

プリセプティ

新人看護師

新しい環境で働くということもあり、最初は緊張と不安でいっぱいでしたが、プリセプターの方をはじめ病棟スタッフのみなさんが優しく声を掛けて下さり、楽しく仕事に励むことができました。特にプリセプターNSには業務の流れについて分かりやすく資料をまとめて下さりいつも気にかけて声を掛けて下さったことで気兼ねなく質問でき私自身成長していくことができました。感謝の気持ちを忘れずこれからも仕事に励んでいきたいと思います。

プリセプティ

新人教育担当看護師

ひと昔の「教育」、「指導者」というイメージは、自分一人で新人看護師を担当し育てるといったマンツーマンの事が多く、指導する側も、される側も荷が重い(プレッシャー)印象でした。現在の教育(私の考える教育)は、共に学び、共に悩み、共に成長する「教育」で指導者は、1番近くで寄り添える相談役であることを心掛けています。
プリセプティから学ぶことも多くあります。スタッフみんなで関わり、毎日を過ごしてきました。1年が過ぎ、プリセプティ、プリセプター、という形は終了しましたが、今では仕事のパートナーとして頼りがいのある仲間となり毎日一緒に奮闘しています。

プリセプター

新人教育担当看護師

1年間プリセプターをさせていただきました。私が特に気を付けたことは、難しい問題や失敗などが起こったときは、一方的に指導するのではなく、どうすれば問題も乗り越えられるのか一緒に解決方法を考えていくということです。常に精神的なフォローができるよう心掛けていました。業務やケアについては慣れるまでは先輩看護師のフォローがあるため、安心して業務に取り組み、すぐに質問をしやすい雰囲気づくりを心掛けていました。病棟全体で新人看護師を気にかけ、お互いに知識の見直しや技術の向上につなげることができたと思います。

プリセプター

男性看護師

女性の職場というイメージが大きいと思いますが、看護師、セラピスト、介護士など様々な職種で男性スタッフが活躍しています。それでも比率的には男性は少ないので当院では定期的に男性スタッフ同士の親睦を深めるために「メンズ会」というものを開催していました。近年はコロナ禍で行えていませんが、またいつか再開した時は新しいメンバーに出会う事を楽しみにしています。

村岡

是非一度、当院を見学してみませんか?そして、皆様方と一緒に仕事ができることを願います。

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詳しくは看護部長、又は総務課までご連絡下さい。

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