私たちは、こころのかよった医療・介護をめざします

医療法人相生会にしくまもと病院 院長|林 茂

災害にも対応できる地域包括ケアシステムの構築(新・熊本ホスピタウン構想)に向けて

リニューアルしました、にしくまもと病院のホームページに、アクセスしていただきまして、ありがとうございます。
昨年4月の「熊本地震」から1年が経過しました。被災されました皆様方に、心よりお見舞い申し上げます。多くの皆様方より、温かい励ましや、ご支援をいただきましたことに、深く感謝致しております。幸い、患者さんや利用者、職員等に負傷者はなく、病院の建物にも、大きな損傷は認められませんでした。地下や壁の中など、目に見えないところ(基礎工事等)に投資して、安全性を高めていたお陰だと思いました。
1988年昭和63年1月18日に、87床の「西熊本病院」は開院ました、3月に初代の院長が辞めるなどの紆余曲折を経て、平成4年に私が3代目院長となり「にしくまもと病院」と名称変更し、平成5年に、地域の医療・介護そして生活を支える病院をめざして、『熊本ホスピタウン構想』を策定しました。ホスピタウンとは「ホスピタル」と「タウン」を合わせた言葉で、医療・保健・福祉の充実した、健康で暮らしやすいまちの事です。当院の近くに眼科、耳鼻科、小児科、在宅等のクリニックが集まり、周辺の保育園や医療、介護、福祉施設等と連携・協力して、子どもからお年寄りまで、安心して最期まで住み続けることのできるような、明るく健康で、やさしいまちを、南区富合町に創りたいとの思いで、これまで頑張ってまいりました。
開院時は87床だった病床も、少しずつ増床して146床となり、一般急性期、回復期リハ、地域包括ケア、医療療養と4病棟の、ケアミックス・病院となり、関節外科等の手術、脳血管障害、運動器障害、肺炎等のリハビリ、生活習慣病等の内科的治療やハブセンター(在宅医療・介護部門:通所リハ、訪問看護、訪問リハ、居宅支援事業所、特定施設ホスピタウンハウス)等も充実してきました。また保険診療以外の分野として「健診センター・産業医」や「臨床薬理センター」等にも力を入れております。
整形外科では、私が平成3年から行った関節鏡手術は3124関節、山口副院長が平成22年から行った人工関節手術は452関節になり、平成26年に開設した関節外科センターの機能が、充実してきました。また2008年平成20年4月開設の臨床薬理センターも、製薬メーカーから評価されるようになってきました。
私たち団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)となる2025年を目途に、重度な介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを、人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供できる、地域包括ケアシステムの構築が必要だと言われています。
今回の熊本地震を体験して、これから始まる震災後の創造的復興は、日常生活圏において、少子高齢化だけでなく、予期せぬ災害にも対応できるような地域包括ケアシステムの構築(高齢化だけでなく、災害にも対応できるまち創り:新・熊本ホスピタウン構想)が必要であると痛感しました。私たちと一緒に手術やリハビリ等がしたい、在宅医療、地域包括ケア・まち創りがしたい、と思っている人材を求めています。
これから、行政や高度急性期病院、地域の医療・介護・福祉の施設などと連携・役割分担しながら、災害にも対応できる地域包括ケアシステムの構築(新・熊本ホスピタウン構想)に向けて努力してまいります。

平成29年5月3日   にしくまもと病院 院長 林 茂

「熊本地震~にしくまもと病院の記録~」を作成しました

院長林の取材(インタビュー)記事は下記をご覧ください。